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​開催中の写真展情報

世界最大の霊長類保護支援団体であるBOS財団が主催する「MOVING PICTURES展」がスイスで開始されます。スイス、オーストリアなどで2年がかりの大きな写真となるようです。私の作品は、オランウータンをはじめ、屋久島の森やカラスの巣、ボルネオのアブラヤシ農園など、これまで撮影してきた世界を取り上げてもらいました。以下、ドイツ語の自動翻訳ですがご覧ください。

彼らは野生動物や自然写真の世界的な巨匠たちである。国際的な賞をいくつも受賞している18人の写真家が、種の保護を支持する強いシグナルを発信している。彼らの作品約150点が、スイスで初めて、この入念なキュレーションのもとに展示される。
特に、生息地としての森林と、森林伐採、森林火災、違法行為による森林破壊に焦点を当てた展示となっている。水中世界の美しさは、プラスチック廃棄物による汚染と対比され、持続可能な生活のコンセプトは、単一栽培や乱用と並置される。現在、MOVING PICTURESはPhotobastei(Sihlquai 125, 8005 Zurich)でご覧いただけます。開館時間 水・日12:00~18:00、木~土12:00~21:00。その他の展覧会会場は下記の通り。

展覧会会場と日程
2025年1月23日~2025年2月16日:Photobastei Zurich, Sihlquai 125, 3階(スイス)入場無料
2025年5月~8月:Umwelt Arena Schweiz、シュプライテンバッハ(スイス)
2025年3月15日~2025年10月15日:ウィーン大学植物園(AT)
2025年10月~2026年3月 ローザンヌ動物博物館(CH)

参加写真家は以下18名。
ジョン・サルトーレ、エイドリアン・スタイン、マーセル・ヴァン・ウーステン、ポール・ヒルトン、マーク・エドワード・ハリス、アーロン・ゲコスキー、ニール・オルドリッジ、トビアス・バウムゲルトナー、マルコ・ガイオッティ、マット・ウェア博士、アンドリュー・スリオノ、柏倉陽介、トーマス・マーレント、セルゲイ・ゴルシコフ、ナヤン・カノールカル、フリスト・ブラデフ、ジュー・ピーター、サム・リオス。

Fotoausstellung
[MOVING PICTURES]
Sie sind internationale Grössen der Wildtier- und Naturfotografie: 18 mehrfach international ausgezeichnete Fotografen setzen ein starkes Zeichen für den Artenschutz. Knapp 150 ihrer Exponate werden weltweit erstmals in dieser Konstellation sorgfältig kuratiert in der Schweiz präsentiert.

Gezeigt wird unter anderem der Wald als Lebensraum und seine Zerstörung durch Abholzung, Waldbrände und illegale Aktivitäten. Die Schönheit der Unterwasserwelt steht im Kontrast zu deren Verschmutzung durch Plastikmüll, und nachhaltige Lebenskonzepte werden Monokulturen und Übernutzung gegenübergestellt.

Aktuell können Sie MOVING PICTURES in der Photobastei (Sihlquai 125, 8005 Zürich) besuchen. Öffnungszeiten: MI und SO 12:00 bis 18:00 Uhr, DO bis SA 12:00 bis 21:00Uhr. Weitere Ausstellungsorte weiter unten.

MOVING PICTURES: Fotografen
Joel Sartore, Adrian Steirn, Marsel van Oosten, Paul Hilton, Mark Edward Harris, Aaron Gekoski, Neil Aldridge, Tobias Baumgärtner, Marco Gaiotti, Dr. Matt Ware, Andrew Suryono, Yosuke Kashiwakura, Thomas Marent, Sergey Gorshkov, Nayan Khanolkar, Hristo Vladev, Joo Peter und Sam Rios.

詳しくは以下をご覧ください。
https://bos-schweiz.ch/themen/fotoausstellung-moving-pictures/

柏倉陽介撮影プロジェクト「Endless」

地の果てまで続くアブラヤシ農園を撮影したのは15年も前のことです。ボルネオ島の熱帯雨林は跡形もなく消え失せ、その代わりにパーム油を得るためのアブラヤシの木がたくさん植えられていました。エンドレスとは、「終わりのない、果てしない、無限の」という意味を持ちます。私が感じたのは悪夢のようなエンドレスでした。地球上には、人間が作り出した果てしない光景がいくつもあります。それらを撮影し、視覚化することが急務です。

近年は急激な気候変動が人々の生活にさらなる影響を及ぼすようになったと感じています。2040年を待たず、既存居住エリアからの大移動や一次産業の混乱、紛争が世界各地で起こるのではと危惧しています。しかし、人々には漠然とした不安が広がるのみで具体的な行動につながる機運は感じられません。そのため、行動しなければならない理由をより視覚化し、具体的な脅威の姿を克明に写しとる必要があると考えています。

今の時代にこそ求められる写真とは何か。ネイチャーフォトグラファーとして歩むべき先はどこなのか。たどり着いた答えは、環境写真を活動の主軸としながら発信力を持って撮影を進めることでした。人類の営みが火山活動などの『自然現象に匹敵するインパクト』を持ち得るという事実の撮影、地球環境の現在を知る写真の共有です。その過程で、「自然を守る=人間が自分自身を制御する」という方向に歩むことが最善と考え、撮影写真や取材文章を国内外のメディアに寄稿するとともに、現場での実感を伝え広めていきたいと考えています。

 また、この場を借りて、私の撮影プロジェクトに協賛してくださった多くの企業に心から感謝申し上げます。

 

 

協賛

株式会社Goldwin

デリシャス株式会社 アレフ(びっくりドンキー)グループ

株式会社 CNC チャネルニュークリエィション

HUNTING WORLD

株式会社ノックオンウッド

*撮影をサポートしていただける協賛企業を随時募集中です。

​ご連絡は以下のフォームからお願いいたします。

Contact

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ネイチャーフォトグラファー柏倉陽介について

(環境に特化した経歴抜粋)

国内外を問わず、自然に関わるテーマや環境問題を精力的に撮影している。近年は環境問題の記事、写真にまつわるエッセイ、写真や映像などを国内外のメディアに発表。文明と野生の衝突地帯に生きるオランウータンのリハビリテーション風景の作品発表を継続的に実施し、2024年に制作に15年をかけた写真集『Back to the Wild 森を失ったオランウータン』を上梓。『オランウータンと緑の津波』と題した巡回展を北海道旭山動物園、えこりん村、円山動物園にて開催した。 米国立スミソニアン自然史博物館、ロンドン自然史博物館、国連気候変動枠組条約締約国会議、世界大都市気候先導グループ会議にて作品を展示。ドイツ博物館やロンドン自然史博物館発行誌、LensCulture誌ほか国内外のメディアに掲載されている。 Monochrome Photography Awards / ランドスケープ・フォトグラファー・オブザイヤー、ParisPhotography Prize, PX3 / 野生動物部門金賞・地球写真部門金賞、LensCulture Earth Awards / 単一写真部門2位入賞、ナショナルジオグラフィック国際フォトコンテスト / 自然部門入賞、ワイルドライフフォトグラファー・オブザイヤー/Highly Commendedなどを受賞。2023年からMonochrome Photography Awardsの審査員も務めている。

受賞歴

◼︎2020/ワイルドライフフォトグラファー・オブザイヤー(都市動物部門入賞)

◼︎2015/レンズカルチャー「地球写真賞」単一写真部門2位、パリ写真賞「PX3」野生動物部門1位&地球写真部門1位

◼︎2014/モノクローム・フォトグラフィー・アワード(ランドスケープ・フォトグラファー・オブザイヤー2014受賞)

◼︎2013/ナショナルジオグラフィック国際フォトコンテスト(自然部門入賞)

出版

◼︎2024/『Back to the Wild 森を失ったオランウータン』(A&F BOOKS)

◼︎2020/写真集「倒木」(冬青社)

◼︎2017/気候変動に関する教育「The Climate Smart Evolution」(ルーシー財団)

◼︎2015/LensCulture Earth Awards Book(LensCulture)

写真展示

◼︎2024/『オランウータンと緑の津波』展(北海道旭山動物園、えこりん村、円山動物園)

◼︎2020/ワイルドライフフォトグラファー・オブザイヤー写真展/ロンドン自然史博物館(イギリス)

◼︎2019/CLIMATE SMART EVOLUTION for 2019 SCUDERIA ART NIGHT(イタリア)

◼︎2016/世界大都市気候先導グループ会議(メキシコ)

◼︎2015/国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(フランス)

◼︎2007/米国立スミソニアン自然史博物館ネイチャーズ・ベスト・インターナショナル・アワード・エキシビジョン/

米国立スミソニアン自然史博物館(アメリカ)

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『Back to the Wild 森を失ったオランウータン』

​柏倉陽介著

 

 巨大なパームオイル産業の陰に生きるオランウータンの孤児たちがトラウマを乗り越え、木登りを学び、森で生きる力を取り戻していく。自然と文明の境界に生きる野生動物の再起を追ったドキュメンタリー写真集。

 本書の売り上げから、印税として著者に支払われる全額と本の売上金の一部をセピロク・オランウータン・リハビリテーションセンターに寄付します。

 

サラヤ株式会社

HUNTING WORLD

デリシャス株式会社 アレフ(びっくりドンキー)グループ

株式会社 CNC チャネルニュークリエィション

冒険研究所書店

株式会社シナノパブリッシングプレス

株式会社 エイアンドエフ

株式会社 芦澤泰偉事務所

発売日:2024/03/25 

出版社: エイアンドエフ 

サイズ:190×190mm/136ページ 

ISBN:978-4-909355-45-4
 

*大型書店ほか、以下のサイトから購入可能。下記URLは、冒険家 荻田泰永氏の書店のオンライン販売になります。サイン付きはこちらからお申し込みください

https://www.bokenbooks.com/items/84184866

© Yosuke Kashiwakura

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